パッと見では車がきれいであっても、実は管理が行き届いていないということがよくあります。見た目だけで安易に判断してしまうと、思わぬところで車がダメージを受けているということも。実際に車の掃除の仕方など、誤った情報が定着しており勘違いしている人が多くいます。
そこで本記事では、カーディテイリングの際の勘違いしがちな情報を紹介します。これを読めば、今後の車の管理の仕方が変わるかもしれません。
食器洗剤は車をきれいにする?
多くの人は食器洗剤で車がきれいになると考えています。しかし、食器洗剤はあくまで食器をきれいにするために作られたもの。そのため、車用洗剤に必要な汚染物質から車を守る成分などは含まれていません。また、食器洗剤はせっかくの車のポリマーコーティングを台無しにしてしまいます。
そのため、洗車をする際には、車用の洗剤を使用しなければいけません。
車が輝いていればきれいである?
日光が当たった際に車に光が反射して輝いていると、手入れが行き届いたきれいに車に見えます。しかし、それは目で見える範囲だけの表面的なきれいさです。一見きれいに見える車であっても、手で表面をこすってみましょう。そうすると、表面がざらざらしていると感じるはずです。これは表面に目に見えない汚れがたまっている証拠であり、洗車をする必要があります。
車をきれいに保ちたいのであれば、目で確認するだけではなく、しっかりと手でも確認するようにしましょう。
バフ目はワックスで落ちる?
車のバフ目が気になる際、ワックスだけでどうにかしようとする人が多くいます。しかし、ワックスはバフ目をきれいにするのに最適な手段ではありません。
軽いこすり跡など、バフ目が浅い場合であれば、ペイントクリーナーで対処することが可能です。しかし、より傷が深い場合は、プロに依頼する必要があります。
確かにワックスは表面につやを出し傷がなくなったように見えることがありますが、根本的に傷が消えるわけではありません。
Tシャツと綿フランネルは車掃除に完璧な衣類である?
車を磨く際やあらう際に、Tシャツや綿フランネルなどいらなくなった洋服を使用する人が多いことでしょう。しかし、これらは単に車を傷つけるだけであり、クリーニングツールとして適しているとは言うことができません。
これらの衣類は表面が平らであるため、マイクロファイバーのように汚れを落とすことができないのです。むしろペイントをこすってしまうこともあるので、逆効果ともいえます。
自然乾燥が最適?
洗車をした後に、駐車場に車を放置して日光によって乾燥させる人が多くいます。また、濡れた状態で走って、水分を飛ばしてしまおうという人もいるでしょう。確かにこれらの方法では簡単に車を乾燥させることができます。しかし、自然乾燥をさせた場合、車に水垢ができてしまい、せっかくきれいにしたとしても、むしろ表面に汚れができてしまいます。
そのため、洗車をした際には、自然乾燥ではなく、マイクロファイバータオルを使って車全体を拭くことで、しっかりと水滴をとる必要があります。